山口県山口市の信光寺 浄土真宗本願寺派/西本願寺 濟波山

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信光寺住職日記 2014

信光寺住職日記 2014

2014/12/20 大掃除!大掃除!

 12月20日あさ9時から正午まで、本堂を中心とした伽藍の大掃除。明年1月15日から17日までお勤めする御正忌報恩講のお引受地区から30名がご奉仕くださる。

 本堂内部外部、山門、鐘楼、納骨堂の煤払いから始まり、梯子や脚立に登って天井の付け根までしっかりと雑巾で拭きあげてくださる。

 間もなく創建320年になろうとする本堂が美しく輝き、新年そして御正忌報恩講を迎える。

 

 

2014/12/15 「仏婦仏壮合同報恩講」 足利孝之先生をお招きする

 12月14日、仏教婦人会と仏教壮年会の合同報恩講を勤修する。一座だけであったが、ご講師の兵庫教区・足利孝之先生には3年近くぶりのご縁をいただく。まもなく84歳、まさに「矍鑠青年を壓す」の言葉のごとく迫力あるご法話であった。

 厳寒の師走となり特に冷え込みが厳しかったが、たくさんの会員が「宗祖讃仰作法・音楽法要」を声高らかにご唱和され、熱心にお聴聞くださり有難いご法莚であった。

 

2014/11/16 小林顯英先生をお招きして永代経法要を勤修

 

 11月14日・15日、大阪より小林顯英先生をお招きして永代経法要をつとめる。恒例の写経文を持参して参詣者全員で勤行・焼香したあと尊前にお供えし、小林先生の易しく有難いご法話を聴聞する。

 このたび完成したスロープを利用して2名の方が車椅子で本堂に入られ、尊いご縁に遇われた。

 また法要の御満座では〝コールさいは〟の美しい歌声も楽しみ、また法要中には庫裏広間で〝菩提樹の会〟の写真展もあり、二日間で延べ500名ほどのご参詣で賑々しくおつとめすることができた。

 

 

 

 

2014/10/31 念仏奉仕団35名で上山

 

 10月28日、信光寺より念仏奉仕団35名が上山。京都到着後、まず大谷本廟に参拝し、10名の納骨をする。

 午後から西本願寺の念仏奉仕団日程に入る。全国より12団体286名が集合し、開会式のあと御影堂の掃除や龍谷ミュージアムの拝観などにをして半日過ごす。

 翌朝は6時からのお晨朝に参拝。声高らかに勤行し、7名が帰敬式を受式。河村博次さんが前門主さまの前で帰敬文の拝読を担当された。ご門主様との記念撮影、飛雲閣がある滴水園の清掃奉仕をして12時に全日程を終了。

 午後は宇治に向かい、10月1日に平成大修復の落成法要を終えたばかりの平等院鳳凰堂を見学。見事な美しい浄土の荘厳を間近に拝観することができた。

 

 

2014/10/20 車椅子用スロープ本体工事が完成しました

 車椅子用のスロープ本体工事が完成。屋根は大和葺き、壁は杉板張りで、庫裏の佇まいに違和感なく出来上がる。

 庫裏玄関の左側が入り口で、右L字に進んで車椅子のまま上がることができる。車椅子だけでなく、本堂向拝の階段の上

り下りがきつい方は遠慮なくご利用ください。

2014/09/23 香川孝志師をお招きして秋季彼岸会法要を勤修

  9月21・22日、元鎮西敬愛高校校長の香川孝志師をお招きして、秋季彼岸会法要を勤修する。浄土真宗としてのお彼岸の意義について懇切丁寧にお取り次ぎいただいた。

 お天気にも恵まれ、近年では稀な涼しさでクーラーを使用しないでの2日間。夕暮れ時には茜色に染まる西の空を拝みながら、懐かしい人との思い出をあたためながらのご縁であった。

 

2014/09/20 秋季彼岸会法要の準備完了

 

 明日21日より秋季彼岸会法要を勤修。ご講師は元鎮西敬愛高校校長の香川孝志師。

 今日20日、午後2時半より法要の会場設営のため山手ブロックと小野ブロックの地区総代さんが14名お手伝いくださる。人数も多く手際よく幕張り・外陣設営・掃除をしてくださる。

 庫裏玄関には中川範子さんが花を生けてくださり、法要の準備完了。

 21日は午後1時半・7時半、22日は午前10時・午後1時半の開座です。本堂を快適にしてお待ちしております。

2014/07/05 境内に蓮が咲く

 

 7月1日に境内の蓮水鉢に蓮が一輪開花し、4日にはさらに二輪開く。昨年まで毎年一輪か二輪程度の開花であったが、今年は田原さんと岩瀬さんのお世話により10輪以上の蕾がついたので、これから一週間ほどは愛でることができそうだ。

 蓮の花は3日開閉を繰り返し、4日目には散ってしまう。〝散るときが 浮かむときなり 蓮の花〟

 

 

2014/06/01 シルクロードをさらに西へ~飛んでイスタンブール♪♪~

 

5月25日深夜、関西空港を発ちイスタンブールへ。毎年恒例の海外旅行で、今回は14名のツアーとなった。今まで仏教国・仏教遺跡などを巡ってきたが、西安~敦煌~トルファン~ウルムチ~クチャ~カシュガル~パミール高原と中国内のシルクロードの旅の延長として、政情不安なガンダーラ・ペルシャを飛び越え、〝シルクロードをさらに西方へ〟という企画である。

イスタンブール到着後、国内線に乗り換えカッパドキアへ。巨大な自然という彫刻家が造り上げた奇岩の群れは、おとぎ話の世界に来たようだ。宿泊も洞窟ホテル。これは人間が石窟したもので、なかなか快適な空間であった。

早朝、テラスに出ると、観光客用の熱気球が上がっており、その数は100近く。最近どこかで落下したことがあるので、今回は断念した。

イスタンブールは、ローマ、ビザンチン、オスマン大帝国の中心として2千年近く栄えた所で、ブルーモスク・アヤソフィア聖堂・トプカプ宮殿・地下宮殿・ドルマバフチェ宮殿などを巡る。

 31日の夜に帰国。トルコはイスラム教徒が95%といわれるが、実に大らかな国民。日本人びいきで、お・も・て・な・しの心、恥・遠慮の文化などは日本人と似通ったところがあり、素晴らしく親近感がもてた国だった。

2014/05/17 宗祖降誕会法要を厳修

 5月17日、宗祖降誕会法要を厳修する。宗祖鑽仰作法の音楽法要を声高らかにおつとめし、住職自勤の法話。親鸞聖人のお誕生を祝しご遺徳を讃嘆した。

 休憩の後のミニコンサートは、一燈さんの津軽三味線の演奏。弾けるような力強い曲から長唄のように穏やかな曲もあり、時間を忘れて聴き入った。

 最後にくじ引きでの賞品授与。そして供菓・平成の甍と紅白の餅をお土産に散会した。

 

 
 
 
2014/03/25 大遠忌法要記念フェスタ

 

22日は「法要記念フェスタ」を開催。10時半から『讃仏偈』をお勤めした後、〝林家染二師匠〟の落語で大笑いしたり、しんみりと涙ぐんだりと忙しい。
昼食ふれあいタイムでは、クロワッサンサンド・うどん・いなり巻寿司コーナーで自由に食事をして、抹茶コーナー・バザーコーナー・写真展コーナーを楽しんだ。食事等はすべて無料だが、それぞれのコーナーで1回100円以上の募金協力をお願いした。
午後は、〝コールさいは〟のコーラス、〝二階堂和美〟のコンサート、そして〝善照寺ブラザーズ〟の大道芸と、盛りだくさんの内容とすばらしい芸能に魅了され、心も身体も満腹となる。参加者は帰りにお餅をもらって笑顔で散会。今日の出演者はすべて浄土真宗のご縁の方々で、親鸞聖人をご縁に楽しい1日を過ごした。
本堂の会場でも募金をお願いし、総額157,219円を本願寺を通して東日本大震災支援金に寄付する。

 

2014/03/25 親鸞聖人750回大遠忌法要

3月21日、「親鸞聖人750回大遠忌法要」を厳修する。
古式豊かな楽人の雅楽演奏を先導に、出勤法中が散華をしながら入堂。山口南組のご縁の深い住職、法務員として拙寺で研鑽した住職、そして親戚寺院の若院の出勤を得て、『宗祖讃仰作法―音楽法要―』を参詣者と共に賑々しくお勤めする。
式典では、第二期整備事業の監理:三好金司氏、総合請負:花元建設棟梁・花元数馬氏、門徒総代会前会長・徳光一郎氏、仏教壮年会前会長・西村栄祐氏、仏教婦人会前会長・中野肇子氏に感謝状を贈呈。本願寺派総務・桑羽隆慈師の記念法話をお聴聞する。

 

2014/02/24 2月20日 当山第15世(前住職)の本葬儀と執り行う

 

   

 

2月13日、当山第15世住職(前住職)が89歳を一期として往生の素懐を遂げる。14日に通夜、15日に密葬をつとめ、20日に本葬儀を門徒葬として執り行う。
本葬儀は、円龍寺住職様のご導師、山口南組各寺院住職様のご出勤、そして園城義孝浄土真宗本願寺派総長様、陰山正憲山口別院輪番様ご臨席のもと、700名余のご会葬を賜り厳粛に執り行われた。
前住職は大正14年に生を受け、激動の時代を生き抜き、昭和25年から40年間、住職として法義興隆、宗運の伸展に貢献してきた。
往生から本葬儀まで目まぐるしい毎日であったが、人の情けを深く感じ入る1週間であった。寒い中でのご会葬、改めてお礼申し上げます。

 

 

2014/01/19 福田康正師をお招きして、御正忌報恩講を厳修。

福田康正師をお招きして、御正忌報恩講を厳修。

 今年の御正忌報恩講は、上郷西と小野ブロック114戸でのお引き受けでお勤めさせていただく。年末の大掃除から始まり、1月6日の引受地区総代会、12日の真鍮仏具のお磨き・お華束(けそく)用の餅つきと準備を進めてきた。
  17日から19日まで御正忌報恩講を厳修。18日は昨年同様、朝席の「御伝鈔拝読」、昼席の「宗祖鑽仰作法-音楽法要」の導師を若院が勤める。
  ご講師の福田康正先生は1座1座を深く易しく有難く圧倒されるような迫力あるお取次ぎで、洵に有難いご縁を賜った。
  今回は上郷西ブロックと小野ブロック114戸のお引き受けで、帳場、駐車場整理、お斎接待のご奉仕をしてくださり、5座にわたり延べ六百数十名のご参詣を賜り賑々しくお勤めさせていただいた。

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2014/01/16 御正忌報恩講の準備完了。明日よりお勤めいたします。

御正忌報恩講の準備完了。明日よりお勤めいたします。

 今年の御正忌報恩講は、上郷西と小野ブロック114戸でのお引き受けでお勤めさせていただく。年末の大掃除から始まり、1月6日の引受地区総代会、12日の真鍮仏具のお磨き・お華束(けそく)用の餅つきと準備を進めてきた。
お供物の中で特に手間を掛けるのは「お華束」。12日に紙筒に流し込んだ餅を14日に切って樽の内側に盛り上げ、最後に彩色をする。お供えしたお華束は簡単に解体出来るので、法要中に少しずつお下げして「お斎」に添える。
手間をかけることが簡単に途絶えてしまう現代だからこそ、工夫に工夫を重ね御正忌報恩講のお荘厳を整えてきた先人のご報謝の営みを末長く継承していきたい。
明日17日の夜席から19日の昼席(御満座)まで、ご講師に福田康正先生をお迎えしてお勤めさせていただく。ご門徒でなくても、一人でも多くの方がご参詣くださることを希っています。
 

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2014/01/02 「修正会」を賑々しくおつとめする

 謹んで新春のおよろこびを申し上げます。
1月2日、朝9時より「修正会」を勤修。『正信偈』を声高らかにおつとめし、岡部法務員が御文章拝読、住職法話。その後、大人は御内仏間にて「流盃の儀」でお屠蘇をいただき、子どもたちは本堂で「かるた大会」と「野菜ビンゴ」で楽しんだ。
掲示板には「一という はじめの数に ふみいだす 日なり今日なり ただしくあらん」という伝道法語を掲示している。世間通途の祈願請求の初詣でではなく、真宗門徒は、我がお寺の阿弥陀如来さまに新年のご挨拶お礼を申しあげ、心新たにお聴聞・ご報謝に勤しむことをお誓いする初詣ででありたいものだ。

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